あるいてゆこう

歩くのが好き。ゆっくりが好き。マイペースにあるいてゆこう

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」を観てきました。


太宰治の本は、教科書でしか読んだことがありません。
東北旅行に行ったときに、ガイドに斜陽館などが載っていて、
青森の人なんだ~くらいしか知りませんでした。

最近だんなさんが、ブックオフで「人間失格」を買ってきて読んでいました。
なかなかのイケメン(この言い方軽い)で、愛人と心中したという情報だけ聞いていました。
この情報が頭にあったので、ヴィヨンの妻のストーリーはすんなり頭に入ってきました。


若干ネタバレですので、これから映画観る人はご注意ください。



キャストがいいですね。

主人公佐知は、松たか子さん。
愛人作って心中未遂をする作家大谷を浅野忠信さん。
ヴィヨンの妻1

愛人は広末涼子さん。
佐知に恋する青年を妻夫木くん。
佐知の元恋人を堤真一さん。


くらーい話かと思って覚悟していったら、そうでもなくて・・・
佐知の明るいテンポでとんとんと話は進んでいきます。

小料理屋で働き始めてから、美しさを増す佐知。
でも、大谷は嫉妬する・・・
お酒ばかり飲んで、借金して、愛人作って・・・なのに妻に嫉妬です。
あきれちゃうけれど、佐知は大谷に尽くします。
やさしい岡田(ブッキー)についていっちゃえばいいのに~
と軽く考えてしまった自分が恥ずかしいです。
佐知の大谷に対する愛の深さを知った岡田は、潔く身をひきます。


母性あふれる佐知。息子に対してだけでなく、大谷に対しても。
ステキな女性です。
演じていた松さんがすばらしかった。松さん自身も母性を感じる女性。
実は、私、松さんと同じ年なんですが・・・


浅野忠信さん演じる夫がメインの話かと思っていたら、妻の話でした。
題名も「ヴィヨンの妻」だから当たり前ですね。

このシーンが印象的でした。
ヴィヨンの妻2
警察署に大谷を迎えにいったときに、愛人秋子と佐知が廊下ですれ違う。
言葉はなくて、表情だけの演技。
広末涼子さん演じる秋子が、口元だけ笑う・・・女ってコワイ。

くらーい映画は一人で観に行くのが好きなので、一人で行きましたが、
思っていたイメージの映画ではなかったので夫婦で行ってもよかったなと思いました。

ヴィヨンの妻3
ラストもよかった!
佐知の言葉「私たちは、生きていさえすればいいのよ。」
太宰のこのときの気持ちなのかな。死より「生」に傾いていた頃?

「ヴィヨンの妻」の翌年に太宰治が書いたのが、「人間失格」なんだそうです。
そして、「死」を選びます。

「人間失格」が読みたくなりました。



太宰作品、深すぎて私には難しいけれど、心に残る映画でした。


帰り道、自転車こいでいたら不思議と涙が出てきました。




ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ 公式HP

監督: 根岸吉太郎
原作: 太宰治
キャスト:松たか子/浅野忠信/室井滋/伊武雅刀/広末涼子/妻夫木聡/堤真一 他
製作年: 2009年
製作国: 日本
上映時間: 1時間54分



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MOON

Author:MOON
北海道で暮らしています。
でも、寒いのが苦手です。
旅行と山歩きと散歩が好きです。
おいしいものを食べることも好き。
2010年長男出産。
2015年次男出産。
最近は、のんびりペースで子どもとの日々をつづっています。

 

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